電想蟹記

Secondlife

電想蟹記

meet-meが終わって5年経つので久しぶりに語っちゃおう。最後

この記事は第5回です。
第1回は↓

kanidesu.hateblo.jp



蟹:
やりたかったけどできなかったことってある?
ヒ:これははっきりしてるのが一個あって
蟹:うん
ヒ:ミートミーコレクションに選ばれたかった

ミートミーコレクション
テーマに沿ったファッションに身を包み、事前に登録をする。
参加者の中から選ばれたアバターのコピーがランウェイを歩くイベント。

蟹:出てないんだ
ヒ:出てないねえ。いや、ほぼ全員が選ばれたっぽいハロウィン回は確か出たんだけどさ、しっかり選抜された上でこの舞台立つのは憧れてたね
ひ:割と敷居高かったイメージあるけど
ヒ:結構狭き門だったと思う
蟹:選ばれないときも普通にあったね。
  話題に出なかったけどこれも結構いいイベントだよね
ヒ:楽しかったねこれは
ひ:何回か応募したけどステージ登れたの全員参加のときだけだったわね
ヒ:知り合い出てきた時みんなで歓声送るの好きだった。
  あとBGMが良いよね
ひ:これは大勢でコミュニティ築けてるから楽しめてたんだと思うわ
ヒ:それはある。知らん人しか出てこなかったらふーん…だと思うし
蟹:これ確か当日発表だったから選ばれるかのドキドキ感もある
  いや、事前発表だったわ
ヒ:リストみたいなのがアップされてた記憶
ひ:格通知がホームページに貼り出されてたね
蟹:完全に忘れてた
ヒ:まあこれは出来なかったというか至らなかったって感じだけど。やろうとして出来るはずだけど出来なかったことなら、砦はもっとちゃんとやっとけばよかった

蟹:砦ってメインコンテンツなのに今まで全然話に出てこないからこの3人はたぶんまともにやってなかったよね
ひ:わたしは嫌いじゃなかったよ。装備が整えられなかったってだけで
ヒ:最初のとこ以外のダンジョンまともに行ったことないんだよね。これは完全に自分がサボってて、だいぶ初期にカードやり始めたから「ヒコリはカード側の人間」みたいな意識があったんだよね。そんな「側」無いのに
蟹:カード派閥
ひ:まあ環境の問題ね。砦やりこみ勢が近くにいればRPGも頑張ってたことでしょう
ヒ:それはあるかもね
蟹:近くにはいたけどやってなかった
ヒ:意志が強い
蟹:動画でしか見たことないモンスターとか結構いるからやっとけばよかったなって今なら思うけど、もし今MMが復活しても多分やらないと思う
ヒ:わかる。正直復活来たぞ!やりたいって言ってたよな!って言われたら、やー……まあ……みたいに目を泳がせるしかない
ひ:サービス終了数か月前は物の値段がすごい安かったから一気に装備整えて思い出作りにやってたわ
ヒ:あーね。最後の方に装備集めてちょっとだけ奥に進んだ覚えはある
ひ:かにちゃんとも何回か新ドラ行ったり異界行ったりしたし
蟹:浅いところは結構行ってたね
ヒ:やってない度はヒコリがNo.1のようだね。新ドラってのもあんまよく分かってなかったし
蟹:あの強そうなロボが出るところが新ドラだよ

ヒ:あ〜
ひ:青いドラゴンが出たりカラフルな骸骨に囲まれたりする
蟹:昔はドラゴンが砦のボスで、アプデで別のドラゴンが出るマップが追加されたから新ドラってユーザーの間で呼ばれてたんだった気がする
ヒ:なるほどね〜〜〜
蟹:はっきりおぼえてないけど
ひ:大体そんな感じだったと思う
ヒ:一応砦やる人はサポートするぞ!的な体制はコミュニティ内にあったんだけどね
ひ:終盤はグレータードラゴン1人で倒せるようになってて楽しかったけど、ほんとに終盤だけになっちゃったわね
蟹:上手い人はドラゴンの頭の弱点を連打してハメることで短時間で倒すんだけど、あれ最後までできなかったわ
ヒ:奥深いね
ひ:アクション苦手なかにちゃんには荷が重すぎた
蟹:ドラゴンは倒せてもロボが無理だったから、デスティラン出してゴリ押しで倒すみたいなことやってた
ひ:わたしも砦用にイクチオン買ったわ
 ※デスティラン・イクチオン:どちらもカードの名前
ヒ:カード使えたねそういえば
蟹:あれモンスターが出てきたらかっこよかったんだけどね
ひ:見た目がね…
蟹:謎の人形が出てくるからね

ヒ:あ〜あったあった!
ひ:カード召喚って機能は面白いんだからもっと出せるようにしてほしかったわ。2枚までしか出せないとか回復できないとか制限多かったし
ヒ:コンテンツを跨いでるシステムは面白いよね
蟹:あれ枠がないと出せないんだよね。4人用の砦に4人で参加するともう出せなくなる
ヒ:ケチ
蟹:多分全員で出せたら強すぎるからってことだと思うけど
ヒ:8人になっちゃうもんねそしたら
蟹:昔は遊びで砦人狼とかやったんだよ
ヒ:砦と人狼ってどう絡めるのか想像つかないね
蟹:クリアするまでに必ず死ななきゃいけない人がいてその人を当てるゲームね
ヒ:面白そう
蟹:私服じゃなきゃいけない人とかコウモリしか攻撃できない人とか役職決めてやってた


ひ:なるほどね
ヒ:工夫あるね
蟹:そういう遊びとして使うのが面白かったね
ひ:いつものほほんとしてるマイキャラが殴り合いしてるだけで面白いよ。
  メイドのななちゃんも召喚すれば戦ってくれたかな
ヒ:最強
蟹:無敵
ひ:強靭
ヒ:倒置法の海馬?

蟹:
選ばれなかった系だと私もフォトコンとかお家自慢で1回はグランプリとりたかったね
ヒ:その手の企画はほんと憧れだったね
ひ:今でも自分でコンテスト開くくらいは熱意あるよね
蟹:楽しいからね
ヒ:セレクトショップの洋服とかもさ、みんなで集まっての発表会あったのすごい良かったよね

ひ:セレクトショップはミートミー屈指の良イベだよ
蟹:自分のデザインがネトゲのアイテムになるって今考えたらかなり貴重な経験だよね
ヒ:似たような企画やってるゲームはあるだろうけど、発表会あるのはユーザーとの距離の近さが良い方向に出てたと思うね
蟹:メイドたちがモデルやってたのもいいよね

ヒ:分かる
ひ:かにちゃんのも見事に採用されてたわけですが

 リュックをデザインして送ったら採用された。今見たらかなり稚拙な絵だ。

ヒ:
あれ良かったね
蟹:神アイテム
ヒ:セレクト服はどれも好きだった。レトロ趣味なデザインのやつ多めだったのも好みだったね
蟹:ユーザー考案なだけあっていいの多いよね
ヒ:ちゃんと可愛いんだよね
蟹:採用されると本人には30個くばられるんだけど
ヒ:らしかったね
蟹:1個400万くらいで売れるから全部売る人はものすごい稼げるね
ひ:発表からセレクトショップで買えるまで1か月くらい間が空くんだっけ
ヒ:しかも争奪戦だしね
蟹:どうだっけ
ヒ:ちょっと間はあったような気はするよ
ひ:コンテスト系は外れがなくて全部よかったわ。またやりたい
蟹:やるか
ひ:いいね
蟹:ひなせはなんかある?
ひ:実はさっき話題出たんだよね、もっと課金すればよかった
蟹:あーね
ヒ:世界を買っちまえ!
ひ:もっとお金を落としておけば長生きできたかもしれないのに… って思うときがたまーーーーーーーーーーーーーーーになくもない
ヒ:まあね……
ひ:それ以外だとねぇ、わたしはそもそも面倒なことはあんまりやらないスタイルだったから、バイクのポイント集めとか図鑑埋めとか砦攻略とか全部中途半端で終わってるのね
蟹:やり込むほうがどうかしてるからね
ひ:要求値すごかったからねぇ
ヒ:これは楽だ!みたいなのあんまなかったよね
ひ:今もやりたいかって言われたらうーん…ってなるけど、なにかしらはこなしてみたかったかな
ヒ:わかるなあ。やれって言われたら困るけど図鑑ひとつぐらいは埋めてみたかったね
蟹:私も達成できなかったことがあって
ヒ:世界征服
蟹:それは達成した
ヒ:道理で、か
蟹:カードのコロシアムなんだけど、あれって戦うと累計ダメージとか経過ターン数とかに応じた評価がもらえて
ヒ:あったね
蟹:S評価が最高なのね

ヒ:ほんのちょっとしか出来てないけどかにはめっちゃやってた記憶
蟹:めっちゃマニアックな話ししていい?
ヒ:いいよ
蟹:26人くらいいたNPCの中で理論上S評価取れるのは14人って言われてて、そのうちの4人はグランでS評価とれるのね
ヒ:そんな話あった気がする
蟹:ダダダダダっていう5%の確率でダメージが3倍になる特性持ってるカードがあるんだけど
ヒ:ムキムキのダツデダーツね
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蟹:残り10人はこのダダダダダじゃないとS評価とれないんだよね
ひ:
ヒ:それでダダダダダが重用されてた話まではギリギリ知ってる
ひ:つまり5%当てるまで戦い続けるってことですかい
蟹:と思うじゃん。相手のカードによってはどう頑張ってもS評価取れないから
・相手の特定のカードAが前衛に出てる
・相手が特定のワザカードAをつかう
・5%で特性が発動する
・ダメージの乱数で高い数値を引く
っていう4つの条件を同時にクリアしないとS評価とれなくて
ヒ:賽の河原?
蟹:それがめちゃくちゃ厳しくて最後まで達成できなかった。あと2人か3人かで達成くらいまで粘ったんだけどそいつらが難しすぎてね
ヒ:デスティランでも行けるかも(無理だった)みたいな話出たのもそれだっけ
蟹:そうそう
ヒ:あの部屋入ってボコられた記憶しかない
ひ:カードはそもそも育てるのが大変ってのもあったけど、ゲームシステムが普通に難しかったから敷居の高さを感じてたわ
ヒ:楽しかったよカード
蟹:AI戦はなかなか楽しかった

ヒ:トレハを覗く楽しさが増してた。CBCのトレハにえ!?こんなの売っていいの!?みたいな高レベルカードがポンと出てたりとかさ
蟹:あったね
ヒ:魚とか虫もあれあのカードの素材だ!みたいな目で見たり、さっき砦でカード使えるみたいなコンテンツを横断する要素が好きって言ったけど、虫取りや魚釣りっていうかなり根本的な要素がカードを横断してるのが良かった
蟹:捕まえた虫とか魚をカードにできるってのいいよね、必要な数が多すぎてしんどいけど
ヒ:ただその辺にいて、捕まえるだけ……じゃなくて、飾ったり出来るだけでもけっこういいんだけどカード化出来るってすごいよね
ひ:選択肢は多かったね。売ってもいいし飾ってもいいしカード化してもいい
蟹:カードはあれ。デッキに必要なキャラカードが3枚だけってのも考えること少なくてよかった
ヒ:工夫するポイント自体は結構色々あったしね。AI戦の順位がちょっとずつ上がってくの好きだったな〜

蟹:さて次はちょっと毛色を変えて、一日だけMMが復活したら何して過ごす?
ヒ:激アツ。でもこれ場合によるよね。集まれるならみんなで集まりたいな
蟹:みんなで集まれなかったら虚無すぎる
ヒ:一人だったらヤバい
ひ:アトラクション巡りはすると思うんだけど
ヒ:それはするね。ミーーーーートミーーーーのBGM流れてる中で延々とじっとしちゃうかもしれないな
ひ:みんなとの写真を撮るのがメインになるかな

蟹:やっぱりそうだよね。MMって用意されたコンテンツそのものが面白いわけじゃないから1日だけでもこれがやりたい!ってことが特になくて、1日限定だったらSS撮りまくるかな
ヒ:みんなに電話かけて各溜まり場巡って写真撮って回って、最後はココイコ前に集まって無駄話しながらログアウトしたいな

蟹:いいね。
  SLやってて思うんだけどMM時代って雑なSSしか撮ったことなかったから、構図とかちゃんと考えたSSを撮ってみたいね
ヒ:分かる。SS撮る楽しさに目覚めたから、しっかりやりたい
ひ:わたしのミートミーフォルダすごい数の写真入ってるよ
蟹:いいね
ヒ:怖くてあれ以来ほぼ覗けてない。フォルダちゃんと覗くと前向けなくなりそうで。最終日にこれまで届いてた手紙全部スクショしたりしたんだけど
蟹:したした
ヒ:いまだにちゃんと見返せてないね。心の整理にあと5年はいる
蟹:SNSの記事とかも全部画像化したなぁ
ヒ:SNSの記事はブログに移植して油断しちゃったな。画像とか絵文字全部死んでよくわかんないブログになっちゃった
ひ:そういうの残したかったけどめんどくさくてやってない!わたしのやりのこした項目にこれを追加しておこう
ヒ:最終日はずっと泣いてた記憶ある
ひ:キザな言い回しになるけど、心にぽっかり穴が開くってのを経験したわね
ヒ:まだちゃんと区切りつけられてない。多分つけなくていいんだろうね

蟹:さて、最後のお題に行くか。他のゲームにはないMMの魅力について話そう
ヒ:いいだろう
蟹:これは過去に何度も言ったけど、レベル上げとかこのアイテムを持ってないとついていけないみたいなのがないところがいいよね
ヒ:遊ぶ分には手ぶらでいいもんね
蟹:何もしなくてもいい
ヒ:基本的な遊びのセットもほんと微々たるゲーム内通貨で揃うし、だからこそこだわりたい人はこだわるポイントもたくさんある
ひ:ユーザーの工夫でどうとでもなるっていうね
蟹:MMってただインするだけでも成立するんだよね
ヒ:「いる」だけで遊びになったからね
ひ:だってメインコンテンツがコミュニケーションだったんだもの〜。なーんにも準備なんていらないわ
ヒ:義務的な日課もない。メインストーリーなんかもない
蟹:そうそう
ヒ:なおかつ時間や工夫を注ぎ込める遊びはある
ひ:話のネタになりそうな要素がそこらにあったからね。ヒマだし船乗りに行かない?でもギャンブルしに行かない?でもいいし
ヒ:ね。海岸ふらっと行って暇なやつらちょっと競馬行こうよとか
ひ:別ゲーしない?でも動画見ない?でもいい
ヒ:カジノで知り合い見つけて調子どう?とか。溜まり場行って動画見たり。全部別にそれをしないとなにか損したり、するとすごい得があったりしなくて、なにしても良かったんだよね。せいぜい日曜はアトチケもらいに行くか〜とか、雨だから飴だけ貰ってくるか〜とか、それくらいでさ。縦軸が一切ないのが良かったよ
蟹:買い物とかカジノとか釣りとかなんか用事があって出かけたらそこで知り合いに出会ってそのまま雑談できるってのもMMの良さだよね
ヒ:分かるわ。買い物行くにも一つのマップ上でアバターでやるし、なおかつ買い物する場所ってだいたい決まってるから、自然と人に会うゲームなんだよね
ひ:日常の延長として考えると神ゲーかも。ゲームという呼び方も不適切かもしれないね。人付き合いができる場作りとしてミートミーは素晴らしかったんじゃないかな
蟹:未だに仲いい人いっぱいいるからね
ヒ:ね。終わって5年経っても縁が続いてる人20人くらいはパッと浮かぶし。多分10年後も続く縁だろうから、良かったよ
ひ:来世まで頼むよ
蟹:これ今まで思ってたけど言わずに閉まってたことなんだけど、私自分のプライベートな話を人にしたくないんだよね
ヒ:かにはそうなんだろうと思ってる。あえて詮索もしないしね
蟹:なんなら人のプライベートな話も別に聞きたくないんだけど、リアルで雑談するってなったらそういう話しないと会話って成立しないじゃん
ヒ:ウム
蟹:でもMMってそういう話一切しなくても会話できるし友達もできるんだよね。MMで知り合って未だに毎日話してる友達がリアルだとどんな人かなんて全く知らないし、それで成立する人間関係って冷静に考えてものすごい貴重だと思ってるんよ
ヒ:分かる
ひ:まあ確かにね
ヒ:ディスコードのサーバーにいる人で仕事何してるか知ってる人1割もいないしね
蟹:自分のことを喋らなくても会話が成立するって環境はものすごく貴重だよ。それがMM特有なものかって言われたら知らないけど、私はMMでそういう関係を築いたから。
ひ:余計なことを考えず、気にせずに関われる友達は確かに大事かもね
ヒ:何が良いってさ、別に話してる奴は話してるんだよね。「オフの話題は一切禁止です」みたいなルールとか不文律があるでもなく
蟹:そうそう
ヒ:でも別に話さない奴はああそういうスタンスねって普通に受け入れられてるし、空気が変わったりもしなくて、それでもちょっとリアルで起きたこと言いたくなった時は普通に言えるし。繰り返しの表現になるけど、ルールとか不文律じゃなくて、空気感でこの空間が成立してるのが良いと思うんだよね
蟹:自然とそうなってるからね
ヒ:これは作ろうと思って作れるもんじゃないから
ひ:正直わたしなんかは逆にリアルのこと話すの嫌いじゃないし、むしろ聞くのは好物だけど、ちょっと考え方が違くても同居できるから楽しいわ
ヒ:ヒコリもリアルの話はなるべくしたくない派なんだけど、たまにどうしてもしたくなるからこの空気感は助かってる
ひ:言いたくなったときは是非ひなせ窓口へ
ヒ:ヤバそう

蟹:というわけでね、5年ぶりに思い出に浸ることができました
  いかがでしたか?
ひ:おつつつつ
ヒ:ノスタルジーに浸れてとても良かった
ひ:次回はまた5年後にやりましょう〜
蟹:いいね
ヒ:まあ5年10年と今後もぼちぼちやっていきましょう
蟹:老人ホームでもMMのこと語ろう
ヒ:ヤバすぎ
ひ:ココイコ介護施設建てるか
ヒ:運動の時間と称してサンマ4000匹釣らされる


終わり!!!!
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
ものすごく長い記事でしたが、それでも最後まで読んでくれたということは
meet-meというゲームが貴方にとってとても魅力的だったという証拠ですね。
違う?まあいいや。

次回はまた5年後!